2011年10月25日

スタンスについて

スイングとは力の合成だと私は考えます。

合成というからには、元になる2つの力があります。
即ち、腕の動きと体(ボディ)の2つです。

このたびは、体(ボディ)の動きです。
ここで重要となるのがスタンスです。

スイングとはいかに遠心力を発生させるかというのが肝心です。
下の図を見て考えてください。どれが一番遠心力が発生しそうですか?
スタンスについて

図1は回転移動の体使い、いわゆるスクエアスタンスのスイングの図です。
後ろ足に体重移動してから捻りを作り、前足に体重移動しながらスイングを行う。

図2は、オープンスタンスの体使い、右足を軸にして捻りを作りそのまま開放する。
結果的に左足に体重が乗るが、これはスクエアスタンスのように意図的に行うものではない。

ここで大事なのが遠心力です。
平行移動では遠心力は一切発生しません。遠心力を発生させたければ円運動です。
そこを踏まえて考えると、図2のオープンスタンスが最適だと分かります。



もうひとつ例をあげると、
立って普通に歩いてみてください。
右足を前に出すと同時に、左手が前に出てきます。
この時の、『右腰と左を結ぶライン』と『右肩と左からを結ぶライン』を見てください。
肩のラインと腰のラインがクロスする形になっているでしょう。

右腰が前左腰が後ろ 左肩が前右肩が後ろ
これが自然な人間の体の動きです。

試しに、右腰と右肩を同時に出して歩いてみてください。
ロボットのような不自然な動きになるでしょう。


これを踏まえて、オープンスタンスのテークバックの動きをしてみてください。
腰のラインと肩のラインがクロスしていませんか?


次に、スクエアスタンスの動きもしてみてください。
腰のラインと肩のラインが同じでしょう。クロスしませんね。

このことから考えても、オープンスタンスが人間の体的にも自然な動きだと
いうことができるのではないでしょうか。

腕の動きについては後日。

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Posted by ぽちくん@座るの反対 at 21:58│Comments(0)スイングメカニズム
 
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